2011年5月28日土曜日

東海地方も梅雨入り!

昨日の27日、関東甲信と東海地方の梅雨入りが発表されました。平年より2週間近く早いそうで、恵みの雨と思われる方も多いかもしれませんが、建築現場にとっては、少々喜べない時期がやってきました。


さて、上は我が家の1階天井部分の写真です。
2階の床の下地材(合板)の下に、スタイロフォームという断熱材を敷き詰めました。

我が家は、LDKが2階に配置されており、2階の床に床暖房を設置することにしました。
今回、床暖房は電気式を採用しましたが、床暖房は上部だけでなく、下にも熱を出すため、床暖房の下に断熱材を敷くことにより、発した熱が下に逃げないようにするための対策になるのです。
また、断熱材は防音材にもなるため、2階から下に響く物音も軽減してくれます。

今日みたいな雨の日に、室内で雨音が小さく聞こえると、防音効果を実感できますね。

2011年5月26日木曜日

雨の前に

先日発生した台風2号が、週末にかけて日本列島に近づく影響で、今週末は雨模様です。

今日は、雨が降ってくる前に、外壁に防湿シートを貼り、防湿シートを押さえ外壁の下地となる胴縁と言われる木材の施工を行いました。
外壁の仕上材が張られる前、全体に白く貼られているのが防湿シートで、このシートの上に横にボーダー模様のように並べられているのが胴縁です。


前回、天井・屋根の下に通気層を設け換気をするための窓を付けたとブログに載せましたが、外壁にも通気層を設けるために、ある方法を用いています。それが下の写真です。


通気胴縁という、溝のついた胴縁を張ることで外壁内部に風の通り道を作るのです。
木造住宅の外壁の内側に通気胴縁を施工することにより、通気性が高まり、結露を防ぎ、住宅の耐久性の向上を図るのです。
これから来る暑い夏でも、温められた空気が、この溝を通って軒先から外へ抜けていくので室内も快適に保たれるのです。

今週末は、室内の工事が進みそうです。

2011年5月25日水曜日

ピザ窯

溝口です。

九州地方が、入梅したようです 例年より少々早いように思われます。 
現場も、雨のため少し遅れぎみのようです。

前回我が家の庭を紹介しましたが、
今回は庭の隅にあるピザ釜を紹介します。


ピザ釜は、超単純な構造の輻射熱で焼く造りになってます。
材料は、荒壁に使う土のあまった物を使用して作りました。
とっても美味しく焼きあがります。

2011年5月20日金曜日

防音・断熱

 やっと鼻炎がおさまったと思った矢先、まだ5月も半ばだというのに「夏日」という言葉を多く聞くようになりました。最近の乾燥の気候に加え、日差しが強く日焼けしたせいか、唇が少々あれ気味です。。。 どうやら今年の夏も、このまま暑くなりそうですね。 

晴天が続く今週、我が家は外壁の下地工事を行いました。
今回は、屋根・外壁の下地材の合板の上・外部に、インシュレーションボードという木材の繊維板を貼りました。
インシュレーションボードとは、木材チップなどを、高温高圧で蒸してほぐした繊維をすき出し、乾燥させて固めた繊維板のことを言い、合板・製材などの木端を原料としており、環境にも優しい建材です。
屋根の下地に用いることで、雨音の響きを抑え、また遮熱効果があり、夏の暑さや冬の寒さもやわらげます。

合板の上に貼ったインシュレーションボード


防音・断熱という二つの役割を果たしてくれ、今から効果が楽しみです。

2011年5月17日火曜日

もう5月も半分過ぎました

 先週の日曜日は、地元で所属している消防団の行事があり、今週は久しぶりの筋肉痛にて一週間がスタートしました。6月に消防の操法大会というものがあり、大会の出場メンバーになっているため、週に3,4回訓練があるため、最近は消防中心で一週間が進んでいます。今後もブログにて消防ネタが顔を出すかも・・・。

 さて気付けば、もう5月も半ばで、もうすぐ建前から早くも一カ月になります。
この頃になると、今までの大工さんに加え、板金屋さん・水道屋さん・電気屋さん・左官屋さんと多くの職人さんが出入りし始め、現場もにぎやかになっています。

 下の写真は今日、ある部分に付けられた窓です。
どこの場所に、何のために付けられたものでしょう?


 最近、家の断熱についての関心・重要性が高まっていますが、我が家も断熱にはこだわり、日々断熱について色々と勉強しています。
 2階の天井全面に断熱材を敷きましたが、断熱材と屋根の仕上材の下地との間に、空気層を設け、換気をさせる窓を付けました。

 日本は高温多湿という特有の気候です。さらに下地材や断熱材などの新建材の普及により家の気密性が高まり、屋根の下は結露が起こりやすくなっています。 室内で温められた空気は上へ上へといくため、特に冬の夜、小屋裏に溜まった温かい空気は、屋根をはさんで冷たい空気とふれ、小屋裏に結露を発生させるのです。そして、この結露はカビを発生させたり、構造材を腐らす原因にもなってしまいます。
  また、屋根や外壁は常に太陽光で熱せられており、夏場の小屋裏は50℃以上もの高温になってしまいます。天井裏にこもった熱気は、室内の温度を上昇させ、冷房効果を低下させてしまうということもあります。天井裏を換気すると温かい熱を逃がし、その結果、冷房効率がアップします。
このように、様々な要因・必要性から、天井の空気層の換気をする窓を付けたのです。



 内装の仕上げについて、キッチン・ユニットバス等の設備についてなど、打合せもより具体的に、そして細かい打ち合わせの回数も増えてきました。要望を言う側、要望を具体化し最終提案をする側と、両者の立場を経験しながら、現場を進めています。家を建てるというのは、人生で一度有るか無いかの経験のため、今回は施主側の立場を存分に味わっていきたいですね。

2011年5月15日日曜日

黄砂到来! 床組始まりました。

久しぶりのまとまった雨の後は、一転汗ばむほどの陽気が続き、半袖を着るようになってきたせいか、今年も順調に肌の色が徐々に黒くなってきました。
昨日、一昨日には2011年になって最大規模の黄砂現象が観測されたようで、黄砂のために遠くの山がかすみ、白く見えにくい状態になっていました。洗車したばかりの車もご覧の通り。。。



さて我が家の進捗状況はと言えば、外部は全体がすっかり合板で囲われ、外から内部の様子が見えにくい状態となっている中、一階部分の床組が始まりました。

 床組とは、床の仕上材を支持するための構造、床の仕上材の下地のことを言い、土台、大引、根太、床束にて構成されることを指します。そして土台はといえば、アンカーボルトという金物にて基礎(コンクリート部分)に固定されます。
また、床の仕上材は、合板(コンパネ)を敷いた上に貼っていきますが、合板の下には、床下からの冷え込みを遮断するために、隙間が空かないよう全体に床下用の断熱材を並べていきます。
寝室の床組
 上の写真は、大引を支える、鋼製でできた床束。
従来は木製にて束を立てていましたが、土間と接する木の切り口から湿気が入りやすく、木の腐食や収縮・変形が避けられない、また白蟻の害という欠点がありました。その上、多くの束を木を切りそろえて行うというのは、調整して水平な床をつくることや、床組交換等の対応も困難でした。

その点、鋼製束は、強度があり、木材の収縮による床鳴りや床材施工後の調整が可能。しかも微妙な上下調節もできるので、安全性が高くしっかりとした床を実現してくれます。

少し遅いですが、悩みに悩んでようやく床の仕上材が決まり、現在搬入待ちの状態です。今回は無垢の床材を使用することにしましたが、床材の木の種類や色合い等により、各部屋・そして家全体の雰囲気に大きく影響するため、かなり重要な決断でした。

実際に、施工された時に床材を紹介しますね。

2011年5月10日火曜日

連休終了!!

今年は最大で10日という人もいた大型連休が終わりました。
連日、高速道路の渋滞のニュースが報道されており、遠方へ遊びに行かれた方も多いのではないでしょうか?

私の今年のGWはといえば、先輩の結婚式に、久しぶりのフットサル大会。
今でも何かにつけて集まる、大学時代の大事な仲間の結婚式ということもあり、たっぷり過ぎるほどお酒をいただき、日曜日には体の衰えをなんとかごまかしながらのフットサル。
つい5,6年前までは、週2,3回は行っていたフットサルも、最近は月に数回ほどに。何とかもう少し、数を増やしてキレを取り戻したいところです。

さて、連休が終わると、いよいよ建築業界にとっての敵・梅雨の時期に向かっていきます。
連休中にしっかりリフレッシュして気分新たに、現場も再開!
前回のブログ更新が、建前完了時だったので、ここ数日で外観の様子も変化してきています。
外壁に構造用合板(コンパネ)が貼られ、家の形状が見てとれるようになってきました。
合板の貼られてない部分に、アルミ建具・つまり窓が付くわけです。

                                                  


最近は日々現場に変化が見られるため、近所の方々も、進み具合を楽しみにしていてくれますが、合板を貼ってしまうと内部の様子が見えにくくなくなってしまうため、今後も随時ブログにて報告していきます。

社長 溝口です

今日、本格的な雨降りです。新緑が雨に洗われ、とっても綺麗です。
とかなんとか言ってますが現場では、雨降りは大変なんです。雨にぬれてはいけない物がたくさんあるのです。職人さんたちが、養生に走り回っています。
 

我が家の中庭

そんな時ですが、我が家の雨の中の庭の写真を撮ってみました。
5年ほど経過した庭です。やっと落ち着きがでて
来た様におもえます。いかがでしよう?
こんな小さな庭ですが 四季折々の写真を
これからもアップしますのでお楽しみに。・・・・・ 











2011年5月3日火曜日

建前終わりました!!

GW真っただ中、連休を満喫されているでしょうか?
私はと言えば、今年はゆっくり過ごす連休になりそうです。

 4月29日、天候にも恵まれ多くの方々のご協力のもと無事、建前が完了しました。
前日、前々日は不安定な天気でしたが、昔から「建前の最中に雨が降ることは、幸・福が降り込み縁起が良い」と言われる、ということを教えていただき、雨が降ったことも良かったということで!!

























 自宅の建前ということもあり、大工さんの他に、水道屋さん・電気屋さん・塗装屋さん・左官屋さんと、普段お世話になっている職人さん達が多く手伝いに駆け付けてくれ、改めて皆さんの協力があるからこそこの日を迎えることができ、無事に終えることが出来たと実感しました。

29日には、餅投げを行い、大変多くの人にお集まりいただき、盛大な建前となりました。
お集まりいただいた方々の中には、建前に行う餅投げを初めて経験されたという方もおり、どうやら
こちらの地域の建前は派手・盛大な傾向があるようです。


    ・・・・・ちょっと気になって、「なぜ建前の時に餅投げをするのか」を調べてみると、
    建物のお披露目と、親戚や友人・ご近所さんと福を分かち合いみんなの
    安全・繁栄を願うという意味があるそうです。・・・・・

これからは、今まで何度も構想を重ね、準備してきたものが次々と形になっていきます。
皆さんに、早く完成お披露目が出来るようしっかり進めていきたいと思います。

今回、建前に係わってくださったすべての方々に、改めて、ありがとうございました。