2012年1月27日金曜日

断熱効果

ここ、2・3日、強い冬型の気圧配置が続き、北陸の日本海側を中心に日本各地が記録的な大雪に見舞われ、冷え込みも一段と強まっていました。

外で仕事をしていると、まるで冷蔵庫の中にいるような寒さで、足や手の指先の感覚がマヒするほど凍えながらの一日でした。

弊社は家造りの際には特に耐震・断熱を十分に考慮しますが、やはりこのような寒い日には暖かい家、断熱の重要性を考えさせられます。
冬場の場合、断熱がないと、暖かい室内から寒い屋外へ温度が逃げていってしまいます。
断熱施工が施されていない住宅の場合、約8割の熱が屋外へ逃げていくと言われています。
この熱移動を阻止してくれるのが断熱材です。
多くの断熱材は、その素材の中にある小さな無数の空気のかべ(小部屋)によって、熱が逃げていくのをくいとめる仕組みになっています。
この断熱材は「自然系断熱材」・「プラスチック系断熱材」・「鉱物系断熱材」・と素材によって種類・
特徴も様々です。

また、日本家屋の伝等である土壁という方法もあります。土壁は断熱効果はもちろんのこと、
調湿性、蓄熱性、遮音性、防火性と多くの利点があります。
工期がかかる・コストが高くなるという点も挙げられますが、職人の技・日本伝統工法を用いる
のも良いものです。





これからも夏涼しく、冬暖かい「快適ないえ」造りを心がけていきたいものです。

2012年1月18日水曜日

鳥居製作 第1章

今日は久しぶりに、日中気温が上がり日差しが多少暖かく感じられましたが、
まだまだ風は冷たく、寒さと乾燥が続いていることから、ここ中部地方を中心に
インフルエンザの流行が広がっているようです。
帰宅時には手洗い、うがいを念入りに行い流行にのらないようにしたいものです。


私が住む地区にある神社の鳥居が、一昨年の大雪の影響で根元が傾き、また老朽化が顕著になってきたため、新しく作り直すという依頼をいただき、大工さんに製作をしてもらっています。

鳥居の材料は、なんと山から切られたそのままの原木。

普段、住宅等の建築を行う木材は大半が、工場にて製材されきれいに整えられている物がほとんどのため、原木からの加工は大変です。

まず最初に行う作業として、一番外側の皮を、鎌や大きなのみのような刃物ではがしていきます。



厚くて硬い皮をはがすと、次に電気がんなで表面のでこぼこを整えます。



そして、最後にきれいな円柱になるようかんなをかけます。



普段は機械で製材され、指定の寸法に切りそろえられている材料ばかりを使うため、
このうような作業を行うと、当たり前の大切さを知ります。

神様にたずさわる仕事をさせていただけるということで、感謝の気持ちを込めて行いたいものです。

これから、加工、塗装、組み立てへと進んでいきます。

加工から完成は第2章にて。

2012年1月9日月曜日

造り付け棚

昨年末から我が家の周辺は、公共下水道整備工事が行われており、今日も朝早くから冷たい北風が吹く寒い中、工事が進められています。
一日数十メートルづつ下から上に進んできていますが、無駄の無い仕事の流れの良さにいつも感心させられ、この寒い中本当にご苦労様です。
よく段取り8割・仕上げが2割と言いますが、効率良く仕事を進めるには、そのための準備が必要なのだと改めて実感しました。

さて、最近良く「片付け塾」といった、物の整理整頓についての本や話題が頻繁に取り上げられ、多くの人の関心を集めています。
私達も、住宅を建築するに当たり「収納」に関しては特に重要視し多くの知恵・アイディアを出し合う箇所となっています。

昔の収納と言えば、押入れ・もしくはタンスを並べるというのが一般的でした。しかし最近は、クローゼットを配置し、家やそこに住む人に合わせて造り付けの棚を設けて収納を確保します。
造り付けの棚は、スペースを広く取れたり、納まりが良く、それ自体がインテリアとしてデザインできます。また家具購入の費用や手間を削減したり地震対策にもなったりと多くのメリットがあります。

また最近は、造り付けの棚も多くのバリエーションがあり、日々雑誌などから情報収集をしています。 我が家では、多くのCDを整理するに当たり、せっかく何百枚とCDがあるのだから、そのCDをただ棚に並べるのではなく、インテリアの一部として並べるのではなく飾るという収納を造ってもらいました。

最近は収納用・棚用の部材が数多く手に入るため、押入れの空きスペースや収納を
増やしたい人はぜひ参考にしてみてください。








2012年1月7日土曜日

新春初市☆


今日は、岐阜県恵那市にある協同組合東濃地域木材流通センター「木Poimt」にて
開催された、2012年の最初の特別市である新春初市に参加してきました。

昨年の10月に開催された東濃優良材展示会の時もブログに掲載させていただきましたが、
今回も全国的にも有名で評判の良い東濃桧を中心とした、数多くの優良材が多数、特別価格
にて仕入れられるということもあり、駐車場には、京都や富山や柏といった県外ナンバーも
多く見られ、日本各地からの多くの来場者でにぎわっていました。


この「木Poimt」は、東濃地域を中心とした製材業者持ち込んだ優良材が、市価の2~3割ほど
安い価格で並び、実際に製品を見て、触れて、選ぶことができる材木のショールームと
なっています。

今年初めて、他の建築家さんと顔を合わせる場ともなっており、2012年の仕事もいよいよ
始まりました。

今年も良い材料選びのパートナーとしてお付き合いさせていただきます。

また、一般の方もご希望に応じて一緒に来場できますので、ご興味のある方はぜひお声掛け
くださいませ。

2012年1月5日木曜日

正月休み

今日、最後のお正月休みに、IKEA鶴浜店へ行ってきました。


IKEA(イケア)とは北欧・スウェーデンからやってきた、家具やインテリアなどの生活用品を扱う大型店舗です。

最近では、家具といったらイケアというほど、世界中で浸透しているお店。
その理由は、デザインがよくカラフルで機能的、品質にこだわりながらも低価格という魅力。
また商品の展示方法・購入方法も独特で、買い物しながら、展示場を見て回っているような、まるでテーマパークに遊びに来たような感覚にさせてくれる構成も人気の理由でしょう。

家の新築や、引っ越し、またカフェ等の飲食店や雑貨屋といった店舗の開店準備にも活用されるイケアは、建築業にたずさわる私にとって、情報収集・勉強の場ともなります。

今日も、収納用品や水回りの小物、鏡と様々な商品をお買い上げ。

今後とも、定期的に行きたい場所です。

ただ、私が住んでいる岐阜・東海エリアに店舗がなく、一番近くて大阪、もしくは横浜という立地が
少々気になりますが・・・

2012年1月3日火曜日

あけましておめでとうございます。

2011年日本は 悲しい年でした。

こんなことがあってもいいのか、これは現実なのか、目の前で起きていることを
現実だと実感するのに、時間がかかりました。
12月中旬にも震度4の地震がありました。震源地がなんと、釜戸町の芝原地区でした。
私たちの住んでいる真下にも断層があり いつなんどきでも大地震が起きてもおかしくないことが
分かりました。  

今年は、我社も耐震に重点を置き、少しでも住み慣れた家によって命を落とす人が無くなるように、耐震補強に役立つ仕事をしたいとおもいます。

本年も一歩一歩がんばりますので、よろしくお願いします。

有限会社 建築工房風土
代表取締役 溝口 勝義

謹賀新年☆

新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
 
 2011年も、多くの方々と出会い、また多くの方々のご協力のもと家づくりを行うことができ、
出会ったすべての皆様に感謝、感謝です。本当にありがとうございました。

昨年は、HPの開設・ブログをスタートしたり、また自宅を建てる等、新たな節目の一年となりました。ブログの更新はなかなか進みませんでしたが、今年は、HP・ブログをもっと充実させ、多くの皆さんに、情報を発信していきたいなと思っております。

新築・増築・改築に土地探し、家に関するどのような相談でも、お気軽にお問い合わせくださいませ。

それでは本年も、どうぞよろしくお願いいたします。