2012年3月6日火曜日

森の合板

今年の冬は記録的な寒さのようでしたが、3月に入り暖かい日が続くようになり、ようやく春に一歩
近づいてきました。
そろそろ花粉も多く飛び回りだすため、暖かくなるのは歓迎ですがつらい季節を迎えようとしています。

今回は構造用合板のお話。
 建物を建てる時、主に木造建築物の、壁の下地材・床の下地材・屋根の下地材として構造用合板が用いられます。この構造用合板は厚さやサイズが豊富で様々な用途として用いられるため、建物を作るときには今や欠かせない材料となっております。

この構造用合板は、複数枚数の単板(ベニヤ)を、繊維方向を交互に重ねて熱圧接着したものであり、針葉樹で作られている製品が主流です。

先日、木材流通センター木Pointにて行われた決算謝恩市にて、「森の合板」という名前の、岐阜県産桧の証明材を100%使用した合板を購入しました。



この合板は、製造工程の管理を徹底することで、桧が本来持つ木の潤いを残し温かみのある
仕上がりとなっており、防虫・防腐能力が高いと好評の一品。
構造用合板は下地材として使われることが多く仕上げに使うことは想定していないため、節が多く外見はあまりよくないものが一般的ですが、この合板には表面に節がほとんど入っておらずそのまま仕上げ材・化粧に使えるという物が2割ほどあり様々な用途に使用できます。

国内でも知名度が高く評判の岐阜・東濃桧を今後もふんだんに用いたいものです。